エロ本規制について思うこと

2020年の東京オリンピックに向けて色々、本当にいーろいろ日本は整備していってますね。

一番ありえないなーって思ったのが、コンビニに置いてある18禁の雑誌規制ですね。

ironna.jp

 

行政による文化の粛清は今まで数々起きてきたと思いますが、なんかおかしいと思うのは私だけでしょうか。

そもそもの話をします。

文化は上品と下品があって、どちらもそれ自体としては同列なものです。

文化が豊かになればなるほど、その上品と下品の幅が大きくなっていきます。

 

で、これを踏まえた上で、、

行政が排除してきたものはその「下品」な文化。

しかもそれは「欧米から見て」下品だと見えてしまう文化、欧米にはない文化であることが多い印象です。

欧米コンプレックスがひどすぎませんか。気のせいですか。私はまだ反抗期なのでしょうか…

デベロッパーが街を次々にぶっこわして、シンガポールみたいな高層ビルを次々建築して、日本は何を目指そうとしているのか正直分かりません。

 

一方で海外から絶賛されたものについてはあのクソださい「クールジャパン」とか名前を付けて、まるで国民の愛国心を煽るかのように国内で自画自賛してごり押ししてます。

 

下品な文化を排除するのはとっても簡単です。楽な道です。

でもこんな安易に取るべきではない道です。

きっと最後に残るのは欧米から見ても下品にはならない文化で、そんな表面だけ金色のメッキでテカテカしてるはりぼての国なんて気持ち悪いです。

今でさえも過剰な清潔信仰進行、生々しいものの忌避、自信のなさからどうしても逃げる責任転嫁の姿勢などは、私たち日本人の豊かな人間らしさ(怠惰であったり、迷惑を掛け合ったり、許しあったり)を失わせていると感じています。

 

きっとオリンピックに他国によい風に見られるために必死なんでしょう。頑張って勝ち取ったこのチャンスをものにしたい気持ちは痛いほど分かりますが、何か大切なものを失ってしまいそうで、私は泣きそうです。。